自然豊かな兵庫県加西市のナチュラルワイン醸造所のボタニカルライフのテラスにファブリックのシェードを製作しました。緑あふれる周辺の景色に溶け込み、風に揺れる木漏れ日のように、柔らかく光を受け止めます。

「テラスの西日が強いから、心地よいカーテンが欲しい」というのが元々のご相談でしたが、現地で相談を重ねるうちに、窓につけて外の景色を遮るより、窓の外側のテラスに布のシェードをつけたら夏場にテラスも心地よく使えてより良いのではないかとアイデアが発展しました。

いわゆる野外用のタープの様な質感ではなく、薄く軽く、サラリとした質感のコットンの布を選び、テラスの半分以上を覆う、全長7mにも及ぶ大きなファブリックのシェードを仕立てました。つけ外しがしやすいように金属製のポールもオリジナルで設計。心地よく揺れるシェードが完成しました。

布は、光を遮る機能性を最優先にはせずに、軽やかさや見た目の心地よさも大切にして選びました。木漏れ日のような心地よさをイメージした透け感のある布。風に泳ぎ、光を優しく通す。ゆらゆらと揺れる影も美しい。

柔らかい天然素材のシェードなので、常に野外に出しておくようなハードな使い方はできませんが、少その分特別な日には最高に心地よいテラスになったと思います。